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つながりよ永遠に 震災10年

昨日は、午後2時46分、稽古場からでしたが 前室に行き 黙祷を捧げました。

10年...被災された現地の方にとっては、とても一言では言えない10年だったと思います。

私自身、この10年で現地で触れ合えた多くの方々の顔が思い浮かび、様々な思いがこみ上げています。先日も大きな揺れがあり東北の皆さんは、本当に怖い思いをされたと思います。全国の方々と被災地とのつながりを「節目」だからと途切れさせてはいけないと改めて感じます。

現地では極端な高齢化社会が進んでいる地域も多くて、皆が一人にならないよう〝つながる〟ことを望んでいても、コロナ禍で思うようにいかない現実もあります。人と人とのつながりの尊さや日常のありがたさを改めて思い知らされる毎日。

被災し、最愛の家族を失ってしまった石巻の大切な仲間から先日、こんな言葉が。

「年々 日が経つにつれて、少し前までは、すっかり元気になって周りの人を安心させなくては、と思いこんでいたの。でもね、今は、、、誰でも人は悲しみを抱えたまま、生きていくものだと納得しているの、、、心に空いた大きな穴を持ったまま、歩いていくの。それでも良いとあたたかく迎えてくれる社会を望んでいます」   

それを聞いて私は、はっとしました。その覚悟があまりにも大きく、胸が締め付けられました。

大切な子どもたちを失い、我々が心をどれほど寄せようとつとめても、きっと埋められない大きな悲しみ。この先ずっと、消えることがないかもしれない大きな心の穴を抱えたまま、受け入れて、納得して、生きていこうとする思いに 10年経ってたどり着いたそのはかり知れない心の経緯に言葉が見つかりませんでした。

だからこそ、だからこそ、私たちは、そんな覚悟をされた皆さんが生きていきやすい世の中を作らないといけないのだと深く感じました。喪失などで空いた 心の大きな穴を持つ人たちをありのまま、優しく受け入れ、 傷ついた人々が、そのまんま 生きていっていいのだ...と思えるような、そんな温かな社会を作ること。それが、
10年という節目、から先の未来に、大切になってくるのだと切に感じました。

そして、私たちができることは、

忘れないこと、語り継ぐこと、心を寄せ続けること、そして、いつ起こるかわからない次の災害に備えること。

以前、NHK ドラマ『ボーダーライン』で、自身が救急救命士を演じたこともあり、消防士、救命士の方々と今も連絡をとりいろいろ教わっています。

大災害では救命士の皆さんによる「公助」が回らなくなり、当事者の「自助」が生死の分かれ目になってきます。
防災、減災など災害への備えを今一度見つめ直して、家族で避難先、避難経路、連絡方法などを確かめ合う機会を持つことが大事だと思います。

消防の方々がよくおっしゃられます。
それは、生かされた人間の役目なのだと。

今はコロナ禍で叶いませんが、また会いにいきます☺︎  今後もつながりを絶やさず、見つめ続けて、自身にできること 行動していきたいと思います。

昨日の河北新報、そして日本赤十字社による被災地支援が生んだ人と人との「つながり」を追うシリーズの最終回のインタビューを受けました


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つながりを永遠に

  • 03月12日 10:11